判決によりますと、滋賀県大津市の設備業・山森健被告(44)は今年3月から5月にかけて、自宅で同居していた女性3人に「殺すぞ」などと脅迫。そのうち1人に対してはパイプ椅子で殴る暴行を加えたほか、はさみを見せて「指切ったるわ」などと脅しました。

 裁判で明らかになったのは、その『異常な関係性』でした。被害女性3人のうち1人は交際相手、ほかの2人は元交際相手でした。最初に同居したAさん(当時37)は、16年前にAさんが働くパチンコ店で出会い、交際に発展したといいます。次にBさん(当時36)は、11年前に職場での悩みを山森被告に相談したことがきっかけでした。そして最後に同居したCさん(当時26)は、今年1月に交際が始まり、2月ごろから同居していました。

 なぜ1人の男と3人の女性が同居することになったのか。裁判で明らかになったのは山森被告による日常的な脅迫や暴行でした。

 (Aさん)「被告の知り合いの司法書士が『被告は暴力を振るっていない』というウソの書類を作っていた。逃げ出しても連れ戻された」
 (Bさん)「『家族と会うな』と暴力を振るわれた。『1000万円くらい奢ってんぞ』とも言われ、恐怖で逆らうことができなかった」
 (Cさん)「私が好きな韓国歌手のことで被告から怒られ、パイプ椅子を振り上げられて4、5回殴られた」

 一方で山森被告は「10年以上同居していた女性らへの甘えがあった」などとしたうえで、AさんとBさんとの関係について次のように反論していました。

 (山森健被告)「何か頼んでも嫌なことは断られていたし、家の中では2人ともリラックスしていた。買い物やディズニーランド、沖縄などあちこちに行っていた。支配関係にはなかった」

 10月10日の判決で、大津地裁は「日常的に暴力や脅迫を繰り返し、被害者らに強い恐怖心を植え付け、逆らえない状況にするなど身勝手さが顕著だ」と指摘。一方、「被害者と接触しないと話し、更生の意欲も示している」などとして、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

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