昭和史研究の第一人者であるノンフィクション作家の保阪正康さんの新刊『Nの廻廊』が各紙誌で話題だ。Nとは5年前に自裁した思想家・西部邁さんのこと。保阪さんと西部さんは中学生のとき、札幌郊外から市内まで汽車と路面電車でともに越境通学していた間柄だった。 妻ががんに冒されてからの西部さんの姿に、保阪さんは、友が己の過去に別れを告げようとしているのではないかとの不安に襲われる。 (全5回のその4。本記事は『Nの廻廊』の一部を抜粋、Web用として独自に再編集したものです) ———- その1「「戦後」という時空間に咲いた稀有な友情の記録」 その2「さあ厚別と白石の再会だ。乾杯だ」 その3「Nは東大を辞めた。そして10年が経って」 ———-

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