ロシア大統領府によると、プーチン大統領は12日、南アフリカのラマポーザ大統領と電話で会談し、8月にヨハネスブルクで開かれる新興5カ国(BRICS)首脳会議に向けて調整を続けることで一致した。 プーチン氏はウクライナ侵攻に絡んで国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を出されており、ICC加盟国の南アを訪れるかが焦点となっている。 ラマポーザ氏が電話した。南アを訪問しても逮捕しないよう、プーチン氏が保証を要求した可能性がある。 電話会談では、7月にプーチン氏がサンクトペテルブルクで主宰するロシア・アフリカ首脳会議についても協議した。ラマポーザ氏が訪ロすれば、答礼として南ア訪問の必要性が高まる。 南ア紙サンデー・タイムズは4月末、ラマポーザ政権がプーチン氏に対し、BRICS首脳会議での混乱を避けるため、オンライン参加にとどめるよう要請したと報道。「プーチン氏を逮捕しない選択肢はない。訪問すれば、逮捕せざるを得ない」という関係者の話を伝えていた。 ラマポーザ氏は4月下旬、南ア与党としてICCからの脱退を目指すと発言。直後に大統領府が撤回したものの、プーチン氏の逮捕状を巡って対応に苦慮していることをうかがわせた。 南アは「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の一つで、ウクライナ侵攻を非難していない。2月には中ロと3カ国で海上合同軍事演習を行ったほか、最近ではロシアに武器や弾薬を供与したとして、駐南ア米大使から問題視された。

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