中学校教諭の男が殺人の疑いで逮捕された事件で、男が事件当日にアリバイ工作をしていた可能性があることが新たにわかりました。男は事件の日に午後から休暇をとっていましたが、学校のシステム上では午後7時15分に退勤したことになっていたといいます。また、被害者の自宅で見つかった血の付いた「マスク」と「メガネ」から、一部、男のものとみられるDNA型が検出されました。 ◇ 犯行の時間帯に東京・江戸川区の被害者の家の近くで撮影された防犯カメラの映像には、「うわー!」という悲鳴が記録されていました。カメラの日付は、今年2月24日午後6時38分となっています。さらに2分後、またも「うわ!」という悲鳴が記録されていました。その後、パトカーが事件現場の方向へ向かっていきました。 事件が起きたのは、今年2月の午後6時半ごろです。悲鳴は、亡くなった山岸正文さん(当時63歳)のものだったのでしょうか。 ◇ 殺人の疑いで逮捕されたのは、現場近くの江戸川区立中学校に勤務する尾本幸祐容疑者(36)です。事件当日、アリバイ工作をしていた可能性があることが新たにわかりました。尾本容疑者については、事件があった日、午後から休暇をとっていたことがすでにわかっています。しかし、捜査関係者によると、学校のシステム上では午前7時24分に出勤し、午後7時15分に退勤したことになっていたというのです。 事件が起きたのは、システム上では「勤務中」にあたる午後6時半ごろです。当日の行動について、逮捕前の任意の聴取では、「事件発生当時は学校にいたので、事件とは関わりがない」と話しているといいます。 また、山岸さんの自宅から血のついた「マスク」と「メガネ」が見つかり、一部、尾本容疑者のものとみられるDNA型が検出されたことが捜査関係者への取材でわかりました。これに関して尾本容疑者は、逮捕前の任意聴取で「1月から2月にかけて、2度家に入ったことがある。鼻血が出てマスクが汚れたので、替えのマスクをもらった。メガネは花粉症対策用で、家の中に置き忘れた」という趣旨の話をしていたということですが、供述の裏付けはとれていないということです。 警視庁は、「マスク」も「メガネ」も尾本容疑者のものとみて慎重に捜査を進めています。

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